BD-1(試作3号)製作

試作2号(金属フレーム版)をあきらめて、新たに試作3号を作りました。

今回はPlastructの0.3mmプラ棒(丸棒&角棒)を活用。これを切り貼りすれば、比較的簡単にフレームが作れます。本当は0.1mmや0.2mmの棒も欲しいのですが、売っていないようなので0.3mmのものをさらに細かく細工して使用しました。

以降で、大まかな製作過程をご紹介します。このプロセスができあがるまでにも、色々な試行錯誤がありました。最終的に落ち着いたやり方がこれです。また、完成品の写真は一番最後に載せました。


1. まずは組み立て作業をするための台を作ります。

frame.jpg

Webで拾ってきたBD-1の写真をなるべく正確に縮小し、プリンタで印刷します。それをセロハンテープで木の板の上に貼り、さらにその上に両面テープを貼りました(左上)。この上に部品を貼って固定しながら接着を行います(中上)。こうすれば、形状や縮尺が非常に正確なものができます。

普通の両面テープの粘着力は、このサイズのパーツにとってはとてつもなく強力です。ここでは弱粘着力の両面テープを使っていますが、それでもカッターで丁寧に剥がさないと簡単に壊れます(右上)。

できたフレームにさらにパーツを加えていきます(左下、中下、右下)。追加パーツの切り出しにも前述の写真を貼った土台が活躍します。ただし、あらかじめ完全に切り出してしまうとパーツがとても小さくなって接着が難しくなるので、棒の先に残したまま接着して後から切り離すようにするのがコツです。全部が全部そういう風にできるわけではないのですが。


2. ホイールを作ります。

wheel.jpg

ホイールは、実は0.3mmのプラ丸棒からできています。適当な金属の丸棒(ここでは1.5mm径のドリル)にぐるぐると巻き付けて引っ張ります(左上)。これぐらい細い棒だと糸のように巻くことができます。写真にはありませんが、巻き付けた状態でドリルを半田ごてで加熱します。残念ながら僕には腕が2本しか無いので、ドリルの把持は輪ゴムで縛ったペンチにお願いします。加熱し過ぎるとプラ棒がちぎれるし、加熱が足りないと形状が固定しません。適当に加減しながら熱を加えていくと、コイル状に固まったものができます(右上)。これをカッターで切り離すと(左下)、小さな丸い輪っかがたくさんできあがります(右下)。

こういうときはなるべくたくさん作っておいた方が良いです。パーツは基本的にピンセットで扱いますが、往々にして「消滅」します。ピンセットの間から、プチ、という音と共に彼方へ飛び去ってしまうわけです。そうなるとまず発見できないので、多少は消滅することを前提に、多めに作っていった方がいいです。実際、作ったパーツの1~2割くらいは消し飛んだような気がします。(お前、実はぶきっちょだろ!と言う声が聞こえてくる気もしますが。)


3.塗装して途中まで組み上げます。

paint_build.jpg

ここまで作ったパーツを塗装し、組み合わせて接着していきます。また、新たにペダルなどを作成して取り付けます。ここでも写真付きの土台を使ったりしています。

塗装は単純に面相筆で塗るだけです。今持っている塗料がフラットなので後からクリアを塗り重ねていますが、それが悪いのか表面がかなりでこぼこになってしまいました。またホイールの内側と外側を塗り分けるのも難しくて、これ以上拡大して見ると実はかなり見苦しいです。塗装方法にはまだまだ改良の余地があると思っています。


4.ハンドルを作成します。

handle.jpg

ハンドルは通常ただの丸棒で十分だと思います。しかし、ここではブレーキレバーの作成という無茶なことをやってみました。やってみるとこれが意外と簡単。見た目ほどには苦労せずに作ることができました。

方法は、この解像度では字が読めないと思いますが、写真(左上)の通りです。0.3mmのプラ角棒にシンプルな細工を加えてブレーキレバーの形を作っています(中上→右上→左下)。ミソは長い棒から切り離さない状態で接着することです。切り離してしまうと、ピンセットでつまむのも一苦労で接着の難易度がかなり上がってしまいます。左右両方を取り付けて(中下)、面相筆で塗ればできあがり(右下)。一緒に写っている黒いものはサドルです。これはプラ角棒を並行に3本ほど貼り付けて、カッターで整形したものです。


5.残りを組み立てます。

build.jpg

ここではセキサイダーを作っています(上段)。それを本体に取り付けて、さらに透明なプラ版の上に本体を立てて接着しました。この状態で、先ほど作成したハンドルやサドルを接着します。長く残してあったフレームの一部(上に伸びている棒、指先でつまむのにとても便利)はこの段階で切り離しました。


6.完成!

complete1.jpg conmplete2.jpg

大きさが分かり易いように10円玉に乗せてみました。ハンドルもセキサイダーも、そこそこうまく造形できました。これなら誰がみてもBD-1と分かってもらえると思います(もちろんBD-1を知ってなきゃだめですが)。

よく見ればアラは結構たくさんあります。例えば地面に接着する時点で少し失敗していて、前のフォークが後ろに巻き込み気味になって、プロポーションが崩れています。また、ペダルが長すぎて地面に届きそう(^^;。上述したように塗装にもちょっと難があります。ということで、まだまだ完璧とはいかないのですが、少し誤魔化すために簡単なジオラマにしてみたのが次です。

diorama1.jpg diorama2.jpg diorama3.jpg

道路を作って草も撒きました(左)。そしてアクリルのキューブに入れたら、なかなか飾り物として良さそうな感じです(中)。でも実はこんなに小さい(右)。せっかく作り込んだディテールも、肉眼では良く見えません。場所は取らないのでどこにでも飾れますけどね。飾ってあることに気付いてもらえないかも。。

ちなみにこのジオラマは、同じBD-1に乗っているある方に進呈しました。色や形状はその人のBD-1に合わせました。(僕のBD-1にはセキサイダーが付いていません。)


コメント(2)

はじめまして。
まさぼさんのところから、伝ってきました。
写真を見ているだけで、背中がゾクゾクするほど細かい作業ですね。私など、目が追い付かないのはもちろん、手先が絶対思うように動かないと思います。
続編も期待しています。

moritaさん、

すみません。コメントいただいていたのに気付いていなかったようです。

細かいものは、少しづつですが、しつこく作り続けています。最近はフィギュアにトライしてみました。車も作ってみたいんですよね。もっと時間が欲しいです(^^;。

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